種族別平均能力値合計

…まあ、意味なんて大してないのはわかっているんですけど、なんか気になって計算してみました。
エントリ名どおり、各種族の平均能力値の合計です。
調べて見たところ、生まれごとの心・技・体の合計は同じ種族のものは同じになるようになっています。

種族別平均能力値合計

  • 人間
    • 84
  • エルフ
    • 90.5
      • エラッタの分はコミです。具体的に言うとAは2dで計算しています)
  • ドワーフ
    • 87
  • タビット
    • 81.5
  • ルーンフォーク
    • 87
  • ナイトメア
    • 95

以下、平均の高い順に考察していきます。
…能力値高くってもそれだけで強い訳ではないと思いますよ?
(また、強いだけで楽しい訳ではないと思いますよ?)

ナイトメア

戦闘面でナイトメアが最強なのは揺るぎない所に思えます。
死角無しです。多分、何をやらせてもトップクラスの性能を発揮するでしょう。
種族特徴の"異貌"も合わせて、魔法戦士とかいままでではありえない強さを発揮する可能性が高いです。
平均的に能力値が高くなれるので(最低の所の平均をみても12とか出ます)、ほんとーに器用にマルチクラスを生かせると思われます。

エルフ

能力値的にファイターは向かないと思われます。…生まれにもないし。筋力が高くならないのがファイターには致命的だと思われます。
ソードワールドファースト(以下SW1)に比べれば4倍くらいマシなんですけど)
他の技能は多分満遍なくいけるんじゃないでしょうか。
能力値高めな分、種族特徴は暗視、剣の加護:優しい水、と控えめです。
…水に潜るシナリオとか、そういうときは便利そうですけど。あんまり年がら年中するもんでもないよね。
ルーンマスター系か、フェンサー、スカウトとかそちら系にするか、がいいと思われます。
どうせフェンサーとかグラップラーなら防具装備出来ねえよ、と魔法戦士にするのもありかと。
今回、プリースト選択可能なのでそちらのほうでも特性を生かせると思います。
神官戦士(フェンサーで)とか可能になります。

ドワーフ

どーしても知力が上がりにくいのでルーンマスター専属は避けた方が無難でしょう。
今回から技能の取得制限がなくなったので、ドワーフソーサラーとか可能なんですけど、敏捷度も知力も低めなので、悲しいことになりそうです。
…精神力は高めなので弾数に不足はなさそうですが、敵方に掛ける魔法は魔力がないと話になりません。
従来どおり、神官戦士がベストに見えます。
器用度は高いので、シューター+マギテックとかはいけるんじゃないでしょうか。
種族特徴の炎への耐性は前衛向きです。やっぱり最前線で神官戦士か。

ルーンフォーク

ルーンフォークは妖精魔法と神聖魔法が使えません。
また、精神点と敏捷度が低めになる傾向があるようです。
種族特徴としてHP→MP変換ができるので、戦闘後の回復要員としてはありがたいのですが、いかんせんプリーストがとれないので、他技能で補いたい所です(回復するなら)。
筋力、生命点、器用度が高めになるので、戦士系、もしくはマギテックとかおもしろそうです。

人間

万能系種族。今回は能力値的にはナイトメアに負けてますが。
種族特徴の裏成功"剣の加護:運命変転"が強いです。きっと。裏成功と違ってペナルティはないし。
生まれの心・技・体が同一な(そして人間の能力値決定ダイスはすべて2d)一般人とか、生まれもサイコロを振ってしまう冒険者とかが楽しそうではあります。
…たぶん、好きなのをやればいいんじゃないですかね?

タビット

開発元おすすめのタビットですが、残念なことに平均値の合計だと最下位になってしまいます。
ただ、器用度、敏捷度、筋力のいらない所では無類の強さを発揮すると思われます。
基本的に魔法使いになるべき種族で、タビットで魔法使いをしないのはSW1のグラスランナーでシーフをしないくらい異色でしょう。
技能の取得制限としてプリースト禁止なので、ソーサラー、コンジャラー、フェアリーテイマー(次点でマギテック?)、のどれかを(もしくは複数!)伸ばしていくのがいいと思われます。
実際、魔法使いとしてはマジで最強が狙える性能があると思います。
(…敏捷度?気にしない方向で)

総論

SW1と比較すると、スキルのとり方が増えた感じがします。
もともとマルチクラス前提のシステムなんで選択肢は多いのですが、今までは能力値的な制限や種族ごとのスキル制限のため、弱くなるパターン、強くなるパターンが固定化していましたが(20年もやってりゃそれもそうだ)、ソードワールド2.0はそういうのが減った気がします。
(実プレイがまだなんでアレですけど)
今回もっとも制限のキツいのは(能力値的に)タビットなんでしょうけれども、それでも4種くらいはいけそうな気がします。
もしかするとドワーフの方がキツいかもしれませんが。

以下、独断と偏見で(このページは元々独断と偏見の塊ですけど)感想を。

  • 人間は人間のままだけど、生まれで能力値が変わることができるため、以前みたいな全部ダメ、とかはでにくくなった(弟2がテスト作成の一発目でやらかしたけど→全部ダメ)。
  • エルフはSW1のハーフエルフみたいな感じ。
  • ドワーフは傾向は変わらないけれども、スキルが増えたり取得制限がなくなったため、できることは増えると思う。
  • タビットはSW1のグラスランナーの魔法版みたいな感じ。できるパターンは少ないけれども、その道は他の追随を許さない、みたいな。
  • ルーンフォークはいまいちよくわからない。精神点は低いんだけれども、MPは多めにできる可能性がある(種族特徴)。今後の研究課題。
  • ナイトメアはきっとなにやっても強い。