カラシニコフ

カラシニコフ

カラシニコフ

ブックオフで買ってきた。読了。
「小さな大量殺戮兵器」AK47を芯に、近現代の戦争事情を語る本。まあ当然、包括的にとはいかないけれどもそこにあるんであろう戦争の実情みたいなのが垣間見える。
幸いな事に日本にいるとリアルに銃を持って戦う、とか言う経験とは無縁なのでこういう物は読んでおくべき、とは昔から思っていた。
私の知らないところで誰かが銃を持って戦っている。
私の知らない誰かが。
多分私は幸運に恵まれているだけで、どこか他のところに生まれていたらそうなったかもしれない、とか思うだけでも読んでよかったと思う。


リアルの戦争なんてなくなってしまえばいい。
ゲーム(シミュレーション)と博物館(記録)の中でだけあればいい。


めのまえにいるひととほんとうにきょうかんすることができれば、それだけでたぶんあらそいのほとんどはなくなるんだろうけれども、それはたぶんもうにんげんじゃあないんだろうね。