ビジネスモデルのお話
逆ねずみ講(仮)
- 誰かがソフトウェアを作成する。
- この誰かを「作成者」と呼ぶ
- この文章では単にソフトウェアと言った場合このソフトウェアを指す
- 顧客Aはそのソフトウェアが欲しいが、作成者の工数は払えない
- 一般的に工数で考えると単一の顧客ではソフトウェアは開発できない
- 作成者は安価に(例えば1/10くらいの価格で)顧客Aにそのソフトを提供する
- この時点で、ソフトウェアは作成者のものであり、顧客Aは使用権を持っているだけである
- 顧客Aは、顧客Aの買った価格の何割か(例えば1/2くらい)でその他の顧客に売却することができる
- この時、顧客Aは売価の何割か(例えば1/2くらい)を利益として享受し、のこりは作成者に渡す
- このループはネストしていい。顧客Aから購入した顧客Bはさらに何割かで顧客Cに売却できる
- 作成者はある程度利益が発生したら、作成したソフトウェアの無料にする
- また、フリーソフトにする
このモデルだと、
- 作成者
- メリット:ソフトウェアの制作費が利益としてもたらされる
- メリット:顧客Aと直接取引なため、エンドユーザの欲しいものが作れる
- デメリット:しかし、長期的な回収期間がかかる
- 顧客A
- メリット:たぶん、最初の顧客はある程度の利益をあげることができる
- メリット:ソフトウェアの最初のユーザであるため、作成者になにが欲しいのか、どんな機能が欲しいのかを伝え、実現させることができる*1
- その他の末端顧客
- 顧客A/もしくは作成者がいいものを作った場合、ソフトウェアを非常に安価に入手することができる。最終的には無料。
- 全体のメリット
- たぶん、いまのソフトウェア製作の中抜きのコストを半減以下にすることができる
- フリーソフトが増える
…寝ぼけてたらこんなこと考えてて、ちょっとびっくりしながらメモる。
…なんかまだ問題がありそうな気がしなくもないが、とりあえず公開。
実際のモデルに当てはめると、弟1の言ってた「ブルートゥースのトランシーバ欲しい!」をこれで開発するとどうだろう?とか思った。
その他補填
- ソフトウェアを販売する場合、インストールやレクチャは実費じゃないと辛いかもしれない(とくに無料/フリーソフトにした後)
- ピラミッド型の構造よりかも、線形構造にした方がいいかもしれない
- 顧客Aは半値、顧客Bはまたその半値、みたいに
…ちょっと詳しい計算はしていない
*1:最初の顧客は多分重要